Month: August 2019
ラミクタール錠(成分名ラモトリギン)はどんな薬?

ラミクタールはラモトリギンと呼ばれる物質を主成分とするお薬です。 この薬はてんかんにかかっている人の部分発作や全般発作の発生を抑えることができます。 また、双極性障害のうつ状態を改善するための治療にも使われます。 てんかんの治療薬として使う場合には、部分発作と全般発作のどちらにも効果があります。 部分発作に関してはすべての症状に効き目があります。 全般発作のなかでは、大発作とも呼ばれる強直間代発作や子供がかかりやすい欠伸発作、レノックス・ガストー症候群などに効きます。 精神を安定させる作用があるため、双極性障害の治療に使う場合には、感情の浮き沈みをコントロールしたい場合に有効です。 急に怒り出したり、急に悲しくなったりという状態を改善します。脳が興奮しやすくなる状態を落ち着かせてくれるお薬です。 しかし、効果が現れるまでには飲み始めてからしばらく時間がかかります。 ラミクタールを飲む場合には、一緒に飲むと相互作用を起こす薬がいくつかあります。 他の抗てんかん薬と併用する場合には、症状や副作用の有無によって服用量を調節することが必要です。 また、経口避妊薬とも相互作用を起こす危険性があるので併用には十分に注意してください。 ラミクタールの副作用としては、次のようなものが知られています。まず、人によっては発疹や発赤などの症状を起こすことがあります。 場合によっては、のどの痛みや目の充血・腫れなどを引き起こすこともあります。 アレルギーなどの持病を抱えている人は、この薬を服用する際に十分な注意が必要です。 その他の副作用として多いのが、めまいや眠気などの症状です。人によっては頭痛や複視などを引き起こす場合もあります。 意識が低下しているときには、自動車を運転するなどの危険な作業は避けなくてはいけません。 ラミクタールは徐々に効果を発揮する薬ですが、もしも飲み忘れていたことに気づいた場合にはどうするのが適切でしょうか。 それは次のようになります。 ラミクタールを飲み忘れたらどうする? もしラミクタールを飲み忘れていたことに気づいた場合には、慌てて必要以上の量を飲んだりしないように気を付けなくてはいけません。 必要以上の量を飲んでしまうと、副作用が強く出たり逆に症状を悪化させてしまう危険性もあります。 どうするべきかよく分からないときには、薬の注意書きなどを改めて読んでみるようにしてください。 ラミクタールは半減期がおよそ30~40時間ほどと長いのが特徴です。 この間は、有効成分であるラモトリギンが血液中に半量以上残っている状態になります。 また、他の抗てんかん薬を併用している場合には、半減期がさらに長くなる場合もあります。 薬が十分に代謝しおえていない状態で次の薬を飲んでしまうと、重い副作用が出てしまう危険性があります。 ラミクタールの服用量は、通常最初の2週間は25ミリグラムのものを1日1回となっています。 また、3週目以降は50ミリグラムのものを1日1回、5週目以降は100ミリグラムを1日2回に分けて服用することになっています。 その後は、経過観察によって薬を飲む量が増減されます。 ラミクタールを飲み忘れていた場合には、その場ですぐに飲み忘れていた分を飲むようにしてください。 ただし、次の服用時間が近い場合には、その分を1回飛ばすようにします。 つまり、1日1回ラミクタールを服用している場合には、飲み忘れていたことに気づいた時点で1回分薬を飲むようにします。 また、1日2回の服用となっている場合には、例えば朝の薬を飲み忘れていたことをお昼くらいまでに気づいたのであれば、その時点で薬を1回分服用します。 しかし、薬を飲み忘れていたのに気づいたのが夕方くらいであれば、その時点で1回分服用するようにし、夕方の分は飛ばすようにしてください。 1回に2回分の量を飲んだり、1回分飲んで時間が経たないうちに次の1回分を飲むようなことは絶対に避ける必要があります。 もし誤って多くの量を飲んでしまった場合には、医師や薬剤師などに相談するようにしてください。

2019年08月28日
カルバトール錠(成分名カルバマゼピン)の半減期とは

カルバトールはてんかんの部分発作や、双極性障害などの治療に使われる薬です。 とくに側頭葉で起きる部分発作に対しての効果が高く、けいれんなどの症状によく効きます。 また、双極性障害では躁状態を改善するのに効果があります。 この薬の主成分はカルバマゼピンと呼ばれるものです。 カルバマゼピンは、脳の神経系に働いて興奮状態を抑え、神経膜を安定させるという働きを持っています。 半減期はおよそ36時間です。また、血中濃度が最高になるまでにはおよそ4時間から24時間かかるとされています。 薬の半減期というのは、薬に含まれている薬効成分の血液中における濃度が半分になるまでの時間のことです。 人が薬を飲んだ場合、まず小腸で吸収されてから血管へと送られ、身体の隅々まで届けられることになります。 血液中の薬効成分は肝臓で徐々に代謝されるので、その量は時間が経つにつれてだんだんに減っていきます。 薬の半減期というのは、これがちょうど半分になるまでにかかる時間のことです。 カルバマゼピンの半減期は約36時間ですから、薬を飲んでから一日半の間はその薬効成分の半分以上の量が血液中に存在しているということになります。 カルバトールの効果はこの間継続して現れますが、カルバマゼピンの血中濃度が下がるにしたがってその効き目はだんだんに緩やかなものになっていきます。 血中濃度が最高になるのが飲んで4時間後~24時間後くらいの時間なので、だいたいそのくらいの時間帯に効果が最大になるということになります。 また、薬の作用時間は服用を続けるにしたがってだんだんに短くなっていくとされています。 そのため、通常は1日のうち2回から3回くらいに分けてこの薬を服用することになります。 このように、カルバトールは症状が出ている間はずっと、1日に何回か服用しなくてはいけません。 そのため、てんかんや双極性障害の症状がつねに出ていて、この薬を飲み続けなくてはいけない人は、副作用についても気になってくるのではないでしょうか。 カルバトールには、じつは体重が増えやすくなるという副作用があります。 カルバトールは飲み続けると太るの? カルバトールを飲むとなぜ太るのでしょうか。この薬の成分自体には、人の体重を増やすという効果はありません。 薬を服用したときの体重増加は、あくまでも副次的なものであると言えます。 カルバトールは病院で処方される薬のなかでは、気分安定剤という種類に含まれます。 一般的に気分安定剤を含む向精神薬を飲んでいる人は太ることが多いと言われています。 これは、向精神薬を飲んだ人が行動的になり、食事量が増えることがあるためです。 カルバトールの場合、他の向精神薬にくらべてとくに太りやすいというわけではなく、体重の増加には個人差があります。 もし、カルバトールを飲んでいてどうしても太ってしまうというのであれば、普段の食生活についても見直してみる必要があります。 間食や脂質・糖質の多い食事をしているのであれば、野菜やタンパク質などカロリーの低い食事メニューに変えてみるようにしましょう。 また、ビタミンやミネラルなどはバランスよく摂取することが大切です。 もう一つの理由として、カルバトールには身体の代謝を低下させてしまうという作用があることが分かっていますが、その原因についてはまだはっきりとしていません。 身体の代謝が低下すると、体内でのエネルギー消費量が減ってしまうため、皮下脂肪や内臓脂肪などがつきやすくなります。 こうした場合、日ごろの習慣のなかに適度な運動を取り入れる必要があります。 筋肉がつけばそれだけカロリー消費をしやすい身体になるため、トータルでの代謝量を増やすことができます。 カルバトールを飲むと太るというのは、このように主に2つのことが原因となっています。 食事量の増加と代謝の低下という2つの要素によって体重増加が起こるわけです。 カルバトールを飲んだときの太りやすさは、日ごろの生活スタイルとも関係しています。 もし食事量が増えたときには、栄養のバランスを考えた上で適度な運動をするようにすれば体重増加を防ぐことができます。

2019年08月25日
テグレトール錠(成分名カルバマゼピン)はどんな薬?

テグレトールはてんかんによって起きる発作の治療薬として使われている薬です。 この薬の有効成分はカルバマゼピンで、白い錠剤タイプのものや細粒状のものなどが販売されています。 てんかんの発作のなかでも、部分発作にたいして効き目が高い薬となっています。 テグレトールの主成分であるカルバマゼピンは、脳の神経に働いて興奮を抑える働きがあります。 そのため、感情の高ぶりを抑えて精神を安定させるという効果を持っています。 カルバマゼピンは脳の神経だけでなく末梢神経にも作用するので、てんかんの発作時に起きる手足のばたつきや震えなどの症状を抑える効果もあります。 とくに側頭葉で起きる部分発作については効果が高い薬です。 テグレトールは双極性障害や三叉神経痛などの治療にも使われます。 双極性障害ではうつを抑える効果はあまり高くありませんが、躁状態を抑える効果がやや強くなっています。 気分を鎮めて落ち着いた状態にしてくれるので、気持ちが高ぶったり、悲観的な症状になっているときなどによく効きます。 テグレトールの医薬効果は、他の気分安定薬とくらべるとリラックス効果の高い薬となっています。 しかし人によっては眠気やめまいなどの副作用が出ることもあります。 この薬を飲んで頭痛や吐き気などの症状が出た場合には注意が必要です。 また、自動車を運転したり危険な作業に従事する人は慎重に服用したほうが良いでしょう。 テグレトールの副作用としては、この他に発疹や発赤などの症状が出ることもあります。 重い皮膚症状が出ることもあるので、持病やアレルギーなどの症状を持っている人は、事前に医師などに相談する必要があります。 妊娠中の人や心臓病・腎臓病にかかっている人も、この薬を飲む場合には注意が必要です。 テグレトールを飲む場合には、1日1回または2回に分けて服用します。 しかし効果はすぐに現れるわけではなく、十分な効き目が得られるまでにはしばらく時間がかかります。 テグレトールは飲んだら効果が現れるのはいつ? テグレトールは、てんかんの原因そのものを治療する薬ではありません。 そのため、治療中はこの薬を続けて飲んでいく必要があります。即効性はなく、効果が現れるまでには一週間から数週間かかるとされています。 症状が安定するまでにかかる期間や、服用しなくてはいけない量には個人差があります。 テグレトールの服用を開始する場合には、通常100~200ミリグラムのものを1日2回、または200~400ミリグラムのものを1日1回飲むことから始めます。 その後は症状を見極めながら1日600ミリグラムまで服用する量を増やしていきます。効果はこの段階で現れることもあります。 しかし、人によってはより多く服用できることもあり、その場合には1日1200ミリグラムが最大量となっています。 また、子供の場合は1日あたり100~600ミリグラムの量を何回かに分けて服用します。 三叉神経痛の治療に使われる場合は、大人であれば1日200~400ミリグラムから始めて、最終的に1日600ミリグラムまでを何回かに分けて飲みます。 最大量は1日800ミリグラムまでです。子供は年齢や症状などによって服用する量が変わります。 薬の増量は経過観察をしながら行われるので、最終的に飲む量は人によって変わってくることになります。 また、薬の効果が安定的に得られる量は人によって異なるので、十分な効き目が現れるのは服用量が必要な量に達してからということになります。 それまでの間は、効果は限定的だと考えておいたほうが良いでしょう。 テグレトールは、他の気分安定薬とくらべると効果が現れるのが早い薬になっています。 副作用がなければ薬を増量できるので、人によっては十分な効果が現れるまでには一週間ほどで済むこともあります。 テグレトールを一ヶ月から半年間服用した場合、双極性障害のおよそ8割の人で症状が改善されると言われています。

2019年08月23日