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赤ちゃんのてんかん症状の見分け方

2020年02月11日

赤ちゃんの様子がおかしい時、発作を起こしているときは慌てずに、赤ちゃんがどのような状態にあるかをしっかり確認する必要があります。
発作が治まるのを確認した後で必ず病院で診断してもらいます。
発作の起きている状態を詳しく説明することが診断に役立ち適切な治療につながります。

発作の痙攣が全身にあらわれたのか、片手や顔などの体の一部だけにあらわれたのかを注意しておきます。
遊んでいて突然動きが止まったり、言葉が途切れたり、ぼんやりした感じになったりしたのか様子を観察しておきます。
赤ちゃんのてんかん発作として分かりやすい症状が痙攣発作です。

間代発作
一定のリズムで手足をガクガクと曲げたり伸ばしたりする症状
硬直発作
手足がピンとつっぱり体が硬直したような状態になる発作
欠神発作
短時間だけ意識がなくなる発作
ミオクロニー発作
全身や手足などが一瞬だけ大きく動く発作

てんかんの発作は、30秒から2分くらいの短い時間で治まる場合がほとんどです。
てんかんの発作後は、10分から20分ほど深い眠りに入ってから意識を取り戻す特徴があります。
発作を長時間、何回も繰り返さないようであれば様子をしっかり見て、発作が治まってから病院に連れて行きましょう。

まれに、長い時間発作が続くことがあります。
発作が5分以上続くような場合や短い間隔で発作を何度も繰り返す状態を「てんかん重積状態」といいます。
このような場合は、赤ちゃんの生命が危険にさらされる可能性もありますので、すぐに救急車を呼び発作の状態を伝える必要があります。

また、赤ちゃんの目の動きがおかしくて病院に連れて行ったところ、てんかんが判明することがあります。
生まれたばかりの新生児の体は、機能が未発達のため目の動きも大人とは異なる動きを見せることがあります。
しかし、てんかんのように病気が原因で普段とは違う目の動きをする場合もあるので、いつもと様子が違うと感じたら病院での受診をおすすめします。

かわいい仕草の裏で発症している点頭てんかん

赤ちゃんに多いてんかんの症状のひとつに「点頭てんかん」と呼ばれる発作があります。
この点頭てんかんの症状は、赤ちゃんのモロー反射の動きに似ていることから発作と気づかれにくく、発見が遅れるケースが多く見られます。
点頭てんかんは、早期発見・早期治療が重要です。
具体的な点頭てんかんの症状、モロー反射との見分け方について知識を身に付けておくことが大切です。

点頭てんかんは、うなずくような仕草で首を前方に曲げる動作が特徴となります。
通常のてんかん発作のように手足の硬直が見られたり、けいれんが見られるわけではないので発作を起こしているとはなかなか気づきません。
2歳未満の男児に多く見られる点頭てんかんは、生後4ヶ月~1歳くらいの期間に発症することが多く、特に半年目あたりの赤ちゃんの発症が多いとされます。

点頭てんかんは、お辞儀をするように上半身を曲げる動作やうなずくように首を前方に曲げる動作を繰り返し行います。
同じ動作を繰り返す「シリーズ発作」を1秒~3秒ほど起こし、その発作を数分間繰り返すこともあります。
また、生後2ヶ月以降になると見られる「あやし笑い」をしない場合や、周囲からの刺激に対する反応が薄い時も注意が必要です。
頭を前方に倒す際に両手を広げる仕草がモロー反射と似ている為、点頭てんかんによる発作なのかモロー反射なのか見分け方が難しいといわれます。

見分け方としては、モロー反射は寝ているときに起きやすいのに対し、点頭てんかんの発作は意識がある時に起こることが多いということです。
モロー反射は、寝ていて大きな音を聞いた時や湯船に入れて驚いた時、手のひらを広げて腕を伸ばし何かに抱きつくような動作をします。
また、その際に泣き出すこともモロー反射の特徴なので、点頭てんかん発作と見分ける目安になります。