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テグレトール錠(成分名カルバマゼピン)はどんな薬?

2019年08月23日

テグレトールはてんかんによって起きる発作の治療薬として使われている薬です。
この薬の有効成分はカルバマゼピンで、白い錠剤タイプのものや細粒状のものなどが販売されています。
てんかんの発作のなかでも、部分発作にたいして効き目が高い薬となっています。

テグレトールの主成分であるカルバマゼピンは、脳の神経に働いて興奮を抑える働きがあります。
そのため、感情の高ぶりを抑えて精神を安定させるという効果を持っています。
カルバマゼピンは脳の神経だけでなく末梢神経にも作用するので、てんかんの発作時に起きる手足のばたつきや震えなどの症状を抑える効果もあります。
とくに側頭葉で起きる部分発作については効果が高い薬です。

テグレトールは双極性障害や三叉神経痛などの治療にも使われます。
双極性障害ではうつを抑える効果はあまり高くありませんが、躁状態を抑える効果がやや強くなっています。
気分を鎮めて落ち着いた状態にしてくれるので、気持ちが高ぶったり、悲観的な症状になっているときなどによく効きます。

テグレトールの医薬効果は、他の気分安定薬とくらべるとリラックス効果の高い薬となっています。
しかし人によっては眠気やめまいなどの副作用が出ることもあります。
この薬を飲んで頭痛や吐き気などの症状が出た場合には注意が必要です。
また、自動車を運転したり危険な作業に従事する人は慎重に服用したほうが良いでしょう。

テグレトールの副作用としては、この他に発疹や発赤などの症状が出ることもあります。
重い皮膚症状が出ることもあるので、持病やアレルギーなどの症状を持っている人は、事前に医師などに相談する必要があります。
妊娠中の人や心臓病・腎臓病にかかっている人も、この薬を飲む場合には注意が必要です。

テグレトールを飲む場合には、1日1回または2回に分けて服用します。
しかし効果はすぐに現れるわけではなく、十分な効き目が得られるまでにはしばらく時間がかかります。

テグレトールは飲んだら効果が現れるのはいつ?

テグレトールは、てんかんの原因そのものを治療する薬ではありません。
そのため、治療中はこの薬を続けて飲んでいく必要があります。即効性はなく、効果が現れるまでには一週間から数週間かかるとされています。
症状が安定するまでにかかる期間や、服用しなくてはいけない量には個人差があります。

テグレトールの服用を開始する場合には、通常100~200ミリグラムのものを1日2回、または200~400ミリグラムのものを1日1回飲むことから始めます。
その後は症状を見極めながら1日600ミリグラムまで服用する量を増やしていきます。効果はこの段階で現れることもあります。

しかし、人によってはより多く服用できることもあり、その場合には1日1200ミリグラムが最大量となっています。
また、子供の場合は1日あたり100~600ミリグラムの量を何回かに分けて服用します。

三叉神経痛の治療に使われる場合は、大人であれば1日200~400ミリグラムから始めて、最終的に1日600ミリグラムまでを何回かに分けて飲みます。
最大量は1日800ミリグラムまでです。子供は年齢や症状などによって服用する量が変わります。

薬の増量は経過観察をしながら行われるので、最終的に飲む量は人によって変わってくることになります。
また、薬の効果が安定的に得られる量は人によって異なるので、十分な効き目が現れるのは服用量が必要な量に達してからということになります。
それまでの間は、効果は限定的だと考えておいたほうが良いでしょう。

テグレトールは、他の気分安定薬とくらべると効果が現れるのが早い薬になっています。
副作用がなければ薬を増量できるので、人によっては十分な効果が現れるまでには一週間ほどで済むこともあります。
テグレトールを一ヶ月から半年間服用した場合、双極性障害のおよそ8割の人で症状が改善されると言われています。