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てんかん発作が引き金となり死亡する例もある

2020年04月24日

てんかんの人が突然亡くなる確率は健常者の人の24倍リスクが高いと言われています。
いつどこで起こるかわからない発作が起因するものが多く、外出しているときに発作が起こり路面に頭を打ち付けてしまう頭部外傷や、道路に倒れ込んでしまい自動車と接触し交通事故に遇ってしまう場合等もあります。
てんかん発作で亡くなったというよりてんかん発作がきっかけで亡くなったといった方が正しいようです。

車を運転していててんかん発作が起こる場合も少なくはなく、数々の交通事故で人を巻き込み死亡事故に繋がってしまう事もありました。
今では道路交通法が改正され現在では大型免許の取得はできないことになっており発作が5年間コントロールでき投薬治療が終わっていれば適正だと診断されるようになりました。
てんかんであることを隠して運転し、事故を起こした場合の刑罰も重くなっています。

てんかん発作は外出先ばかりではなく浴槽の中でも起こることがあり、お風呂に浸かってしまっている場合、溺死に繋がる場合もあります。
プールや海などの場合、一緒に行く人がいたり人が多いので助かる事も多くありますがお風呂などの日常生活においては特に誰かに頼むこと無く、一人で入浴することが多いのが現状です。

原因は明らかにはなっていませんがてんかん発作を起こす人は自殺をするリスクも高いと言われています。
発作による不安感や衝動、脳の障害や精神状態の変化等の様々な要因があるといわれています。
他にも原因は全くわからない死亡もてんかん発作のある人の10%以上も占めておりいまだに解明されておらずはっきりわかっていません。

てんかん発作そのものが脳や心臓に影響を及ぼす場合もありますが多くの場合、発作による転倒で外傷をおったり溺れたりする事が多いようです。
てんかん発作に関する研究は進んでおり、2017年には京都大学や熊本大学などが共同で発作が起こる1分前に予知ができる技術を開発しており、治験を始める予定です。

てんかん患者の平均的な余命

てんかん患者の平均寿命は健常者に比べ短いという研究者と平均寿命は変わらないという研究者がいます。
てんかん患者であっても薬物療法やホルモン治療、外科療法が可能であれば手術などをし改善する場合や食事療法でコントロールし長く生きる人もいます。
発作を起こしてしまうかどうかという所が余命に関わる部分が大きいようです。

てんかんの合併症で多いのは知的障害で特に重度の重症心身障害の30~60%はてんかんを併発しているといわれています。
重症心身障害は重度の知的障害と重度の肢体不自由を重複した症状です。他にもうつ病や不安障害といったものも合併症になりやすいといわれています。
うつ病は脳の機能障害で起こる場合も多いのですが他にもいつ発作が起こるかわからない、職場で倒れたらという精神的なストレスからうつ病を発症する場合も少なくありません。

てんかんの人が突然死するリスクが健常者の24倍あるといわれていますが、てんかんそのものによって平均寿命が極端に短くなる訳ではなく合併症やてんかん発作によって引き起こされる事故等が起因しています。
外出先で発作が起こり道路等に頭をぶつけてしまったり階段からの転落してしまうこともあります。
室内でもお風呂やプールの場合には溺れてしまうことがあったり、ストーブなどに触ってしまって火傷をしてしまうことも少なくはありません。
車を運転していて発作が起こった場合には自分だけでなく人をも巻き込んでしまう場合もあります。

完全に発作を押さえることは難しいといわれていますが様々な治療法や睡眠不足や疲れを溜めないなどの日常的なケアをしている人も多いので平均寿命は大きく一般の人とは変わりはないようです。